オーディションで合格する秘訣
毎年ミュージカルのオーディションにはたくさんの人が申し込みますが、合格する人はわずかです。そのような中でどうすれば合格できるのでしょうか。合格する秘訣があるとすれば簡単な話ですが、それほど甘くはありません。しかし、どの様な人が合格しているかを分析することである程度の傾向は理解できます。
ミュージカルで大事なのは、歌や踊りであり表現力です。合格するためには標準的な力がすでにあることが前提になります。その上で、いかに個性を出すことが出来るかがポイントになってきます。もちろん、役のイメージから離れ過ぎてもいけません。有名なミュージカルの場合、多くの人が何度も見ておりある程度のイメージを持っているからです。審査員は役の範囲で変化を持たせたいと考えており、そのイメージと合致することが出来るなら合格が近づいてきます。大事なのは客観的に自分を見ることで、自分が審査員だったらどんな人を選ぶかという事を考えるのです。
オーディションで重要なのは熱意！
ミュージカルのオーディションでは、さまざまな面が評価の対象になります。
発声やダンスといったテクニカルな部分を重視されるのはもちろんですが、それだけで合格させてもらえるほど甘くはありません。大切なのは、絶対に合格してやるという熱意です。同じような技術の持ち主を比べる場合、やはり審査員に訴えかける情熱が勝負の結果に影響します。言い換えると、あまり気持ちが感じられない応募者は早々に切り捨てられてしまうケースもあるのです。それを防ぎたいなら、大袈裟と思えるぐらい表情を動かすこともポイントになります。あざといと思われてはいけませんが、感情を表に出さないと作業的な印象を与えかねません。ミュージカルでは人の心を動かすことが重要視されます。そのためには、本人の感情表現もダイナミックであることが望ましいです。したがって、オーディションの時点で熱意を十分に見せられる応募者は、必然的に審査を通過できる可能性が高まります。